『新しい世界の資源地図』ほか

読書会の参考図書にあげられていた『新しい世界の資源地図』と『陸と海』、それから個人的な興味でちくま新書の『国際法』を読んでいた。

カール・シュミットの『陸と海』は綿雨書店版が行方不明になってしまったので、日経BP版で再読した。前回より内容が入ってくる気がしたのは、再読であることに加えて『新しい国境 新しい地政学』などを読んだらからも知らない。『新しい世界の資源地図』を併読していたわけだけど、元来お花畑体質の私はなんとも落ち着かない気分にさせられてしまった。エネルギー問題は自分なりに考え直してみる必要がある。

国際法についてはごくごく概論的な入口部分を少し学んだことがある。大沼保昭の『国際法』は一歩前進するにはちょうどよい内容なのだった。「二十一世紀世紀は国際法にとって『冬の時代』となる可能性が高い。」と述べられているが、昨今の状況を見渡すとそのとおりだと再認識する。冬の時代を越えられるようになればいいのだけど。

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