『サド侯爵の生涯』

読書会の課題図書の続きで久しぶりに澁澤龍彦をよんでみた。波乱万丈というかなんとも不思議な人生を歩んだ人だったというのはよくわかった。

教科書的な表層的な事実とか、アニメなどで解釈された知識しか持ち合わせていない私、フランス革命のことをあまり理解していないことがよくわかったり。英仏の革命について知った子供のころ、フランスよりはイギリスの方がいいなという印象が私のイギリス好きにつながっていったのだということを思い出してみたり。といっても、ルーブル博物館攻略を目的としてパリを散歩した段階で私のフランス人感は大きく変わっていたりはする。

三島由紀夫の『サド侯爵夫人』とセットで読むとよいと教えてもらったわけだけど、たしかにそのとおりで、サドという人物を私なりに立体的にとらえられた気がする。

三島の方はもう一度読み直すとして、さて私はここからどう展開するかという課題に取り組む必要がある。どうしようかな。

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