松方コレクション展,モダン・ウーマン/国立西洋美術館

台風が向かってきているけれど家でじっとしているのもなんかもったいない。というわけで、上野まで運んでみた土曜日の午前中。予想していたよりは少なかったけれど、チケット購入の行列ができるほどの盛況ぶり。

開館6 0周年記念で日ごろとはちょっと異なるフロア構成の国立西洋美術館。体系立てて配置されると常設で見慣れた作品もいつもとちょっと違った印象に感じられておもしろかった。何点もの作品を1つの壁にごちゃっと掛けるやり方は実はけっこう好きだったりする。

モネの作品はやっぱり遠くから観るとわかる水面の感じがとてもいい感じ。って、人が邪魔しなければもっといいんだけど。ゴッホとかルノアールとかわかりやすく展示してあるなかで、私はやっぱりコローの作品が好きだった。微妙な色の使い方が私にあっているのかもしれない。

それなりの数が掛け替えられたスペースは、フィンランドの女性芸術家の作品による「モダン・ウーマン」という企画になっていた。展示内容が微妙に変わることはあっても、だいたいこの辺にはこれがあるという場所が違う用途に利用されているというのはなんか新鮮だった。19世紀後半から20世紀前半に活躍したという作家による作品は、なんか私が勝手に思っているフィンランドのイメージがそのまま反映されているような雰囲気。ヘルシンキを歩いてみたときに訪れた美術館とは少し違った印象だったけれど。写真を撮ってもよいということだったので、お気に入りをいくつか撮影させてもらった。


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近所のなじみのイタリアン食堂で遅めの昼食をとって、少しおしゃべりして帰宅、というなんともゆったりした休日なのだった。


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