『ぺてん師列伝』ほか

次回読書会の課題図書である種村孝宏の『ぺてん師列伝』を読んでいた。人は簡単に騙されるのは今も昔も変わらない。私も騙される側に属するわけで、ある種うらやましいと思ってみたり。まあ、野心も虚栄心も守るべき地位もないので、大きな痛手を負うほどではないはず、と自分に都合のよい解釈をする。って、騙す側からすればお手軽な相手だろう。

課題図書に出てくる萩原朔太郎の『日清戦争異聞』とゲーテの『ファウスト』に興味をもったので、関連図書としていっしょに読んでみた。萩原朔太郎の不思議な感覚がとても楽しかった。ゲーテは一度読んだくらいではよくわからない。現代語訳で概要をつかむ程度でせいいっぱい。

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