『忘れられた巨人』(と、『ハムレット』福田訳)

なんかその気になって積読の山からカズオ・イシグロを引っ張り出してみた。寝る前の読書でつらつらゆっくり読んでいたのだけれど、描かれている風景を妄想しながら浮遊感のあるイシグロのファンタジー世界を楽しんだ。イシグロの文章のもつリズム感は私の感性にマッチするようだ。と、原語で読みこなすほどの力を持ち合わせていないのは残念なかぎり。読んでいない作品がまだまだたくさんあるので、時間をかけてゆっくり取り組んでいこうと思われる。

イギリスの作家を読んでいたのと、読書会の用意を兼ねて、同時並行的に読んでいたのが福田恆存訳の『ハムレット』。読むたびにそれなりに発見があるのはお約束。

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