『ノイマン・ゲーデル・チューリング』

フォン・ノイマンの評伝を読んだ流れで高橋昌一郎の本をもう一冊読んでみた。三人の天才の講演、論文を一人の訳者の翻訳で読んでみようという構成。どれも簡単に理解できるものではないが、通して読んでみるとそれぞれの個性がわかってとても興味深かった。いわゆる文系の読者を対象として書かれたチューリングの論文がわかりやすい気がしたのは、私がそういうタイプの人間だからだろう。いずれにせよ、高橋さんの解題のおかげで私なりに少しは理解できたような気がする。

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