『アラブが見た十字軍』『図説 十字軍』

読書会の課題図書を読了。また面倒な本を選んでくれていた。

十字軍についてはざっくりとした知識しか持ち合わせておらず、旅行の際の基礎知識として局所的な話を読んだことがある程度で、俯瞰してみたのは初めてだった。『アラブが見た十字軍』はタイトルが示すとおりのアラブ・イスラムの視点から語られた十字軍の歴史。ヨーロッパの視点で解説されたものも読まなきゃいけないだろうと思いつつ、本格的な本を読める自信がなかったため、全容を見てみようと、『図説 十字軍』を手に取ってみた。

権力闘争の思惑が複雑に絡み合っていて、十字軍の流れを追いかけるのが私には精一杯。駆け引きやら謀略やらがてんこ盛りでうんざりするくらいなのだった。国家というのはいったい何なのか、私には難しい課題だ。対立の根はとても深いことはよくわかった。

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