旅先で読んでいた本。ノーベル賞を受賞した小林・益川理論とその証明に活躍した日本の加速器「Bファクトリー」のどきどきする解説書。
物理学の難しい話は本当に難しくて私にはよくわからないのだけど,そこは立花さんの本。それなりにちょっとわかった気にさせてくれた。
あまり勉強していない,情報入手をさぼり気味というせいもあって,加速器というとCERNが頭に浮かんできちゃうんだけど,日本の技術は世界最先端なのだそうだ。筑波にそのような施設があるとはぼんやり知っていたけど,すごいものなんだなと思い知らされた。
立花さんの「『サイアス(科学朝日)』をつぶすな」キャンペーンはよく覚えている。その後,それに代わる情報源があまりないのは残念。最近の科学技術の報道があまりにもお粗末なことにも共感したりする。
ちょっとがっかりだったのは,本の作りがだめなこと。文字が重なっているところがあったり,数式の扱いが雑だったり。せっかくおもしろい本なのだから,もっと丁寧に作ってほしかった。
モチベーションが下がっていたり,打ち合わせが続いたりして,目先の仕事が遅れ気味。
時間を作らなければならない用事もあったりするんだけど,どうすりゃいいんだか。