休暇の記録:4日目

今日はちょっとだけ早めにホテルを出て、ホリルード公園を散歩してみることにした。エディンバラ市街からほど近い丘である。Arthur's Seat,アーサー王玉座と名付けられていたり。『地球の歩き方』によれば、ちょっとしたトレッキングコースかなと理解して、お水とおやつを持ってピクニック気分で出かけた感じ。滞在中のホテルからふもとまでは歩いて20分ほど。Main Pathと書かれた表示に従っていくと、すぐにそこそこ急な山道で、「平坦で歩きやすい」ルートはどこにあるのだ、となった。とはいえ、そこに坂道があれば行ってみるのが私の習性なわけで、めげずに歩いた。アーサーズ・シートへのクライマックスは最後のアタック。むき出しの岩盤にとりついてムキになって登頂した。時間が早かったこともあって、丘、というか山頂付近はガスっていたりしたのだけれど、しばらくすると眼下のすばらしい風景を目にすることができた。上着バックパックにしまったりしていたのだけど、この時点で私は汗だく。おやつでのんびりする気にもなれず、水を補給して降りることに。


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パノラマ写真も撮ってみた。

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ガイドブックによれば下りは崖沿いのルートがよいとあったが、残念ながら落石の危険大で閉鎖中。そのまま引き返すことにした。といっても、ふもと近くに聖アンソニー礼拝堂という教会の痕跡が残っていて、廃墟マニアでもある私は大いに盛り上がっていた。


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ホテルに戻ってシャワーを浴びたところで今日は終わりにしてもいいかと思ったのだけど、まぁそうはならない私、ひといき入れてスコットランド現代美術館に行ってみることに。少し離れたところにあるのだが、交通機関ですぐ近くまでは行かないようなので、まぁいっかと歩いてみた。

現代美術館は2館に分かれていて、1館はイギリスによくある寄付歓迎のフリーアドミッション。そんなに大きくないけれど、ピカソ、ダリ、ミロという感じの相当素敵なラインアップだった。いかにもといった出立のアーティスト然とした日本人がなんか熱心におしゃべりしていた。


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もう1館の方はコラージュをテーマにした企画展が開催中で、有料なんですがと指摘されてちょっと慌てた。この展示、古いものから新しいものまでいい感じに整理されていて、なんかとても素敵だった。セックス・ピストルズというおっさんほいほい的なものがロンドンから来ていたりして、私は運がいいと悦に入っていたことは言うまでもない。


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帰りもだらだら歩いて、The Sir Arthur Conan Doyle Centre(イギリスなのでcentre)というのを見つけてみたり、近所の教会を少しだけのぞかせていただいたり。

さすがに疲れてホテル近くのインド料理屋さんでご飯を食べて帰還。シャワー(雨)もきたことだし、今日のところはこのへんで勘弁してあげますかね。


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