『土偶を読む』

タイムラインに出てきてこれは読まなきゃと入手してみた。土偶は植物や貝類をかたどったフィギュアである、という竹倉さんの解説がともかく面白い。手元にあったトーハクの縄文展の図録をめぐりながらだったので、説得力がさらに増した感じ。図録の解説とは大きく違うわけだけど、それはそれで楽しかった。縄文時代から今日のゆるキャラまで底辺に流れるものは同じなのか。

最後に少し触れられている学問の世界への批判に頷いてみたり。と、私はその世界で生きているわけではないが。

とにもかくにも、とても興味深くて楽しい本なのだった。土偶をじっくり観察してみたいものだ。

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