活字

 <b>グレート・ギャツビー</b>

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) 集中しなおしてやっと読了。訳者あとがきにあるように,一行一行丁寧に読んでいかないといけない本。 「三十歳−−それが約束するのはこれからの孤独な十年間だ。」という一文が妙に頭に残った。 そのとおり…

 <b>1001 Albums</b>

1001 Albums: You Must Hear Before You Die (1001 Must Before You Die) [UK] 1001 Albums You Must Hear Before You Die [US] 死ぬまでに聴いておきたいアルバム1001枚。 1950年から2005年までにリリースされたなかから,たった1001枚が紹介されている。 …

 <b>窓の灯</b>

窓の灯 気分転換に読んでみた。さらっと読めた。 カウンター越しにみると人間ってこんなふうに見えるのかなぁと思った。お店をやったことがない私には,ちょっと新鮮。ま,そういう経験を今後することもないわけだけど。

 <b>水と水が出会うところ</b>

水と水とが出会うところ (村上春樹翻訳ライブラリー) そんなに厚くないし,気分転換になるかなぁと気軽な気持ちで読み始めた本。 甘かった。ちゃんと取り組まないとちっとも頭に入ってこなかった。 少ない言葉で,そんなに難しくない言葉でこんなふうに表現…

 <b>死ぬまでに観たい映画1001本</b>

死ぬまでに観たい映画1001本 ちょっと必要になったので入手した。1902年から2003年までのあいだで,これは観ておけという1001本の映画が紹介されている。 もともとイギリスの本なんだけど,小津安二郎,黒澤明,伊丹十三,宮崎駿など,思っていたよりも日本…

 <b>金の言いまつがい</b>

金の言いまつがい (ほぼ日ブックス) 現実逃避モードのときにちょこちょこ読んでいた本。 銀に引き続き,耐え切れずに何度も吹き出した。 この本を読んでいて,世界三代美人を「楊貴妃! クレオパトラ! 小野妹子!」と言い放った同僚を思い出した。酒の席だ…

 <b>ザ・ライト・スタッフ</b>

ザ・ライト・スタッフ (1981年) 古本を入手できたので,年末年始と実家でずっと読んでいた本。映画もおもしろかったけど(台詞を覚えているくらい何度も観ているんだけど),やっぱり原作にはかなわない。とってもおもしろかった。やっぱり,チャック・イエ…

 <b>黄泉の犬</b>

黄泉の犬 いろんなことがあった一年を締めくくるにはよい本を読んだ気がする。自分なりにあれこれ考えた。 ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。 この言葉と写真に出会ったときの衝撃は忘れられない。 この本の最初に, “自分が消える”という,奇妙な危機感に…

 <b>銀の言いまつがい</b>

銀の言いまつがい (ほぼ日ブックス) ここ数日仕事に煮詰まると逃避していた本。 笑った笑った。 電車のなかではとても読めない。耐え切れず吹き出してしまいそう。 それにしても凝った本だよなぁ。 納会で楽しそうにビールを飲む人たちを横目に原稿を読む。 …

 <b>月の記憶(上)</b>

月の記憶―アポロ宇宙飛行士たちの「その後」〈上〉 (ヴィレッジブックス) アポロ計画で月に行ったムーンウォーカーたちのその後の話。『宇宙からの帰還』のさらにその後って感じ。 月から見た地球は,親指で隠れてしまうくらいだとか。そんな経験ができれば…

 <b>地球から来た男</b>

地球から来た男―宇宙への挑戦 (角川選書) アポロ11号で月に降り立ったバズ・オルドリンの本。原著の発行は1989年だったりする。 アメリカとソ連の競争を軸に,アポロ11号のミッションまでの顛末がよくわかる。 残念ながら,この本で予言されているような有人…

 <b>ベリーショーツ</b>

ベリーショーツ 54のスマイル短編 (ほぼ日ブックス) 久しぶりにばななを読んだ。何度も笑ってしまった。楽しい本。 私もいつか似たような経験できればいいなとか思ってみたりした。 凝った作りに口があんぐり。箔押しまであったりする。すごいなぁ。 本を壊…

 <b>愛と経済のロゴス</b>

愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュ(3) (講談社選書メチエ) 読破しようと思っていたんだけど,第3巻で今年は終了。 聴講生としてはちょっと落ちこぼれてきた気もする。 稼ぎをいくらあげるのか,予算達成率はどうなのか,そんなことばかりが気になる毎日…

 <b>あたらしい教科書 コンピュータ</b>

コンピュータ (あたらしい教科書 (9)) 読んでみた。私的に突っ込みたいところは満載だったけど,今日現在の状況を知るにはおもしろい本だなぁと思った。 ただ,この本で取り上げられているのはInformation Technologyのことであって,“コンピュータ”というキ…

 <b>となり町戦争</b>

となり町戦争 無意識に買っていた本。シュールな世界にぐいぐい引き込まれた。三崎亜記のもう1冊も読んでみようかしら。 リアルに欠ける毎日を送っている私,すでに戦争に巻き込まれていることに気が付いていないだけかもしれない。向き合っていないだけかも…

 <b>まほろ駅前多田便利軒</b>

まほろ駅前多田便利軒 便利屋さんを取り巻くいろんな出来事。話の世界観に引き込まれて,一気に読みきってしまった。 三浦しをんの本は初めてなんだけど,とってもおもしろかった。 私はあまり得意ではないが,人と接するのって大事だなと思ってみたりした。…

 <b>邪魅の雫</b>

邪魅の雫 (講談社ノベルス) やっと読み終わった……。一気に夢中になれる時間がとれればもう少しおもしろく読んだかもしれない。登場人物の関係を整理しながら読めばよかったかも。 まぁ,何冊読んでも私は関口君だなぁと確認するわけだ。 そうそう。自分は世…

 <b>LEGO MINDSTORMS NXTオレンジブック</b>

LEGO MINDSTORMS NXTオレンジブック―アイデアノタマテバコ もう出た。Mindstorms NXTの本(表紙イメージがないけど,そのうち登録されるだろう)。『レゴのしくみで遊ぶ本』の五十川さんの新刊。素敵だ。めくっているだけでわくわくする。 この本に紹介され…

 <b>アイの物語</b>

アイの物語 現実社会とネットワーク社会,現実と仮想現実,ヒトと人工知能といった対比が印象的なSF小説。短編集となっているが,それぞれを有機的に結び付けるインターミッションがいい味を出している。1つ1つの短編はオーソドックスな展開だと思うけど,社…

 <b>ラビリンス</b>

ラビリンス 上 ラビリンス 下 聖杯伝説とか十字軍とかを題材にした歴史ミステリー。まあまあおもしろく読ませてもらった。舞台となるフランスに関する歴史的,地理的な知識がもっと豊富だったら,もっと熱中したかも。ダン・ブラウンを読んだときにはルーブ…

 <b>ビッグバン宇宙論</b>

ビッグバン宇宙論 (上) ビッグバン宇宙論 (下) 現在のビッグバン理論にたどり着くまで科学者たちがどんなことを考えてきたのか,壮大な歴史が語られる。 さすがサイモン・シン。膨大な情報を体系的にまとめてくれている。それなりに,なんとなく言葉を知って…

 <b>パズル・パレス</b>

パズル・パレス (上) パズル・パレス (下) ダン・ブラウンのデビュー作。すべての情報を握りたい国と,それを許したくない人の駆け引きはなかなかおもしろかった。 ジェットコースターのようなストーリー展開は,ちょっとあれだけど。出来すぎだぁと突っ込み…

 <b>孤独か,それに等しいもの</b>

孤独か、それに等しいもの 奥田英朗に引き続き,同僚に推奨された大崎善生。とりあえずこれかなぁと手に取ってみた。 『空中ブランコ』のあっけらかんとした雰囲気に対して,正統派な短編集な気がする。 いまの私にはしっくりくる話が多かった。といっても,…

 <b>空中ブランコ</b>

空中ブランコ 同僚に読んでみろといわれた奥田英朗。店頭でどれにしようか悩んだんだけど,まずは王道かなぁとこの本を手に取った。 私もこんな精神科医にかかってみたいものだ。おもしろかった。何を深刻になってるんだろうと落ち込んじゃったりすることが…

 <b>新・思考のための道具</b>

新 思考のための道具 知性を拡張するためのテクノロジー ― その歴史と未来 コンピュータ草創期を語るには欠かせない名著といわれている本。新訳版が出ていたので,読んでみた。 ちょっと難しい本だけど,心の増幅装置としてのコンピュータが見事に語られてい…

 <b>熊から王へ</b>

熊から王へ カイエ・ソバージュ(2) (講談社選書メチエ) ロンドンに持っていって読んだ本のもう1冊。第1巻と同じように,自分のペースでじっくり講義を味わった。 神話に託されたメッセージには奥深いものがあるものだ。 ホモサピエンスに進化した段階で,…

 <b>レオナルドのユダ</b>

レオナルドのユダ (角川文庫) ロンドンに持っていって読んだ本。教会の鐘の音なんかを聞きながらだったり,公園の水場にくる鳥の鳴き声を聞きながらだったりと,それなりの雰囲気を味わいながら読んだ。おもしろかった。 ダ・ビンチの弟子(ナショナルギャラ…

 <b>凍</b>

凍 テレビの「深夜特急」を観てそれなりに感動なんかを覚えたりしてみたので,すっかり読んだ気になっていたのだが,実は沢木耕太郎の本を読んでいなかったことを思い出し,ひとつ読んでみるかと入手した。登山家という人たちがどんな思いで山に挑んでいるの…

 <b>渋谷</b>

渋谷 書店で見つけて速攻で購入。 現実と非現実の境界があいまいでいまだに未成熟な私には心に染み入る話だった。 自分はネグレクト(無視)されているんじゃないのか,なんて気持ちはずっと私が抱えている感情の一つかも知れない。なんとなく折り合いをつけ…

 <b>ロボ鉄</b>

ロボ鉄 書店で見つけたので購入してみた。ばらばらめくって斜め読み。 現状を総括するにはいい本かも。もうちょっとわくわくできるとよかったけど。