活字

 <b>轟きは夢をのせて</b>

轟きは夢をのせて―喜・怒・哀・楽の宇宙日記 3 旅先で読んでいた本の2冊目。日本惑星協会の的川さんのメールマガジンをまとめたもの。 1冊の本として読んでみると,メールマガジンって斜め読みだったり,読み飛ばしてしまっていることが多いのだなと実感した…

 <b>宇宙への秘密の鍵</b>

宇宙への秘密の鍵 (ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 1) 旅先で読んだ本。ホーキング親子が子供向けに宇宙のことをわかりやすく教えてくれる。 わかりやすい語り口であっという間に読めたんだけど,少しファンタジーにとらわれすぎているところがあ…

 <b>乳と卵</b>

乳と卵 こっちも読んでみた。 ちょっと縁遠くなっちゃったので無理だろうけれど,関西育ちの知り合いに音読してもらいたい感じ。大阪人の友達たちの口調を思い出しながら読み進めたのだけれど,イントネーションとか息遣いとか,私が知らない言葉がいっぱい…

 <b>ウォッチメイカー</b>

ウォッチメイカー 2007年のNo. 1ミステリーというコピーにつられて入手した(気にしていないと公言しているわりに帯の文言を気にしているな……)。 読み始めるまでリンカーン・ライムのシリーズであることに気が付かなかった。ちょっと情けない。『魔術師』を…

 <b>死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚</b>

死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚 "1001 ALBUMS"の日本語版。 君はメインストリームを知らないからねと指摘され,だったらそのように呼ばれる音楽を聴いてみようじゃないのという私の1001枚プロジェクト。なんだか余裕がなくて最近音楽を聴けていないのだが…

 <b>私の男</b>

私の男 読んでみた。昨日,今日と喫茶店で広げていたのだけれど,日中読むのはちょっと気恥ずかしい話だった。 時間を遡りながら,それぞれの登場人物の目線で語られるストーリーに不思議な余韻が残った。 ちょっと複雑な人間関係と動機はわかったんだけど,…

 <b>ロゼッタストーン解読</b>

ロゼッタストーン解読 しばらく積み残していた本。思い立って読んでみる。その解読に生涯を捧げたシャンポリオンのヒエログリフとの格闘のお話。原著のタイトルThe Keys of Egypt: The Race to Read the Hieroglyphsの方が内容を正直に示している。 私のつた…

 <b>宇宙船建造プロジェクト</b>

宇宙船建造プロジェクト―NASAが資金提供を申し出た 反重力推進で宇宙に飛び出そう! (超知ライブラリー サイエンス) タイトルはもとより,「反重力推進で宇宙に飛び出そう!」という副題にひかれて読んでみた。巻末(といってもこの本の半分くらいあるんだけど…

 <b>エルデスト</b>

エルデスト 宿命の赤き翼(上) (ドラゴンライダー (2)) ドラゴンライダー2 エルデスト 宿命の赤き翼(下) (ドラゴンライダー (2)) ドラゴンライダーが主人公のファンタジー。かなり放置してしまっていたのだけど,思い立って読みきった。 ハードカバー版,上下…

 <b>天才の栄光と挫折―数学者列伝</b>

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書) ニュートンや関孝和,アラン・チューリングといった数学者たちの評伝。ゆかりのある土地を藤原さんが実際に歩いていたりして,偉大な数学者たちの生活の一端を感じられたような気がした。日本の数学者がけっこう登場…

 <b>走ることについて語るときに僕の語ること</b>

走ることについて語るときに僕の語ること 年末に実家で読んでいた本。 村上さんのものの考え方に同調できるところがあったり,そうなんだと思うところがあったり。自分はいつも立ち止まったり,歩いてしまったりの繰り返しの気がしたりした。 元来,散歩が好…

 <b>脱出記</b>

脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち 好きだと思うから読んでみなさいと先輩からいただいた本。ちょっと寝かせていたんだけど,一気に読んだ。 抑留されたポーランド人のシベリア抑留からインドへ脱出するまでの記録。シベリアの収容所からモンゴル,…

 <b>夕子ちゃんの近道</b>

夕子ちゃんの近道 放置しっぱなしだったんだけど気分転換にと読み始めたら,一気に読み終わってしまった。 アンティークのお店に転がり込んだ主人公と,彼を取り巻くいろんな人間関係が軽妙な文章で語られるお話。 『時代屋の女房』みたいだなぁとか思うわけ…

 <b>猫はカガクに恋をする?</b>

猫はカガクに恋をする? しばらく放置しておいたんだけど,やっと読んだ。 ファンタジーだとすればそんなものかと思うけど,もう少し書き込んでほしかったなというのが私の感想。シュレ猫の存在の謎解きと,時間旅行が可能なわけをもう少し説明してくれないと…

 <b>八日目の蝉</b>

八日目の蝉 『対岸の彼女』のあと読んでいなかったんだけど,書店店頭でなんか気になったので読んでみた。 そんなに都合よくいくまいというお話だったけど,入り組んだ人間関係と誘拐した側と誘拐された側の二本立てのストーリーに引き込まれた。 女性ではな…

 <b>生物と無生物のあいだ</b>

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 新書はあまり手に取らないのだけど,話題になっていたので読んでみた。 ぐいぐい引き込まれ,あっという間に読了(といっても,一日では読み切れないのが私の読書力のなさ。情けない……)。夢中になったのが,動的平衡…

 <b>家なき鳥、星をこえる プラネテス</b>

家なき鳥、星をこえるプラネテス 書店店頭で気になったので購入した本。深く考えていなかったんだけど,『プラテネス』の外伝だった。といっても,元のお話はテレビでちょこっと観ているくらいだったりするわけだけど。 夢と現実,仲間と関係などを軸にして…

 <b>オッペンハイマー</b>

オッペンハイマー 上 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 オッペンハイマー 下 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 原子爆弾の父と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの生涯。上下巻の分厚い本。一気に読了といかずかなり手こずった。 時代の尋常では…

 <b>量子コンピュータとは何か</b>

量子コンピュータとは何か 読んでおきたいなと思っていた1冊。仕事に追い立てられてなかなか読めなかったんだけど,やっと読了。 量子コンピュータに関する私の理解がちょっとだけ進んだ気になる。こういうイメージでいいんじゃないかと私なりに説明できる域…

 <b>アサッテの人</b>

アサッテの人 読んでみた。とっつきにくいなぁと思ったけど,時間をかけてのんびり取り組んだら案外ちゃんと読めた。 といっても,同じところを何度か読み直していたりして,この本をもちっと理解するには,日ごろ本をしっかり読み込んでいる人の話を聞いて…

 <b>世界でもっとも美しい10の科学実験</b>

世界でもっとも美しい10の科学実験 『フィジックス・ワールド』という雑誌の読者が選んだ10個の美しい実験の話。 ちょっと難しいところもあったんだけど,楽しく読んだ。 私にとってこれまで最もインパクトのあった実験はやっぱり「フーコーの振り子」。上野…

 <b>一瞬の風になれ</b>

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- 一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- 一瞬の風になれ 第三部 -ドン- 本屋さん大賞をとったときから気になっていた本。内容紹介から受ける感じから,とりあえず第一部を読んで,最後まで読み続けるかどうか決めよう,なんて…

 <b>うさぎおいしーフランス人 </b>

村上かるた うさぎおいしーフランス人 村上春樹による「かるた」。 「まったく世の中のためにはならない,へんてこな何とか」だそうだ。 しょうもないなぁと思うやら,にやにやするものやら,それなりに楽しんだ。 駄洒落に関しては,いつも突っ込む側の私。…

 <b>プリンストン高等研究所物語</b>

プリンストン高等研究所物語 ゲーデル,フォン・ノイマン,アインシュタイン,オッペンハイマーといったプリンストン高等研究所の天才たちのどたばた。架空の話なんだけど,説得力のあるおもしろい本。天才たちの日常ってこんな感じだったのかなぁと想像する…

 <b>前巷説百物語</b>

前巷説百物語 (怪BOOKS) 巷説百物語の世界を楽しむ。損料屋というのが始まりだったのか。 おぎんがどこで出てくるのか気になってしかたなかったんだけど,そうやって絡んでくるんだ。 なるほど。もう少し活躍してくれてもよかったかな。

 <b>夢を与える</b>

夢を与える 待望の長編小説とあったので,読んでみた。 なるほどねぇって感じ。 こうなるのかなぁっと想像するとそうなっちゃうのがちょっと残念。 作業の同時並行というのは面倒。 1つ区切りがつくと,呆けてしまう。 なんとかしなきゃ……。

 <b>ロング・グッドバイ</b>

ロング・グッドバイ 少しずつ読み進めていた本。やっと読了。 チャンドラーの描く世界を十分に堪能した。楽しかった。 訳者あとがきを読んで,『グレート・ギャツビー』とそういうつながりがあったのかと理解する。 なるほど。そういうことを教えてくれる人…

 <b>ファーストマン</b>

ファーストマン(上) ファーストマン(下) アポロ11号で月に降りたニール・アームストロングの本。 月に人類が立ったことがあるということを知らない人がずいぶんいるとか。実際,アポロ計画に至る月ミッションはずいぶん昔のことで,そういうものかも知れない…

 <b>宇宙探査の50年 SPACE</b>

ナショナルジオグラフィック傑作写真集 宇宙探査の50年 SPACE スプートニクからカッシーニまで ナショナルジオグラフィックの写真集。 それなりにいろんな写真を眺めてきたつもりだが,写真集の形で見直すととっても楽しい。 メカ好きにはスペースシャトルの…

 <b>パラレルワールド</b>

パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ 友人の“系の理論”というのを肴に五反田で呑んでいたのは何年前だろう。それって多元宇宙論ですね,こんなパラドックスがありますがどう解決できますか,……,なんて盛り上げさせてもらったもの。この本を読んでい…